中国元の概要

中国元の概要

中国元は中国で流通しているお金の単位です。

中国では元と呼ばず人民幣と表記されます。実際には、中国のお金の単位は圓(えん)であり、日本の円と同じです。
というよりも日本の円がこの言葉に由来していると言うべきでしょうか。しかし、コインにはきちんと「元」と書かれています。

中国では日本円を「日元」などと呼びますから、減と言うのはお金の一般的な呼び方であるようですね。古くは「元宝」と呼ばれた古銭もあったようです。日本にはお金の補助単位がないのですが、人民元には補助単位があり「角」、「分」と呼ばれます。1元は10角、100分になります。

現在、中国では6種類の紙幣が流通しています。全てのお札に毛沢東の肖像画が描かれているのはご愛嬌として、100元、50元、20元、10元、5元、1元札があります。

1元が12円とすると、100元札は1200円程度の価値ということになるでしょうか。もちろん、中国では物価が日本よりも安いですので、100元札というと、押しも押されぬ最高額面のお札と言うことになります。

銀行や大型店舗で使用する分には何の問題もありませんが、小さなお店で100元札を使おうとすると、じろじろ見られたり、使うのを嫌がられたりすることもあります。

これはアメリカの100ドル札でも同じことが言えますね。ただ、アメリカの100ドル札と異なり、100元札は一般人にも広く使用されています。
お釣りをもらうときは50元札が含まれることが多いですが、50元札は偽札も出回っていますので、よく確認しましょう。

偽札をつかまされると没収され、保障もされません。